画像認識AIとロボット技術で製造現場の変革へ。顧客と最前線で向き合うMusashi AIのエンジニア

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新卒で武蔵精密工業株式会社に入社し、Musashi AI株式会社(以下、Musashi AI)に配属された大西は、2023年に入社4年目を迎えました。現在はカスタマーサクセス・エンジニア(以下、CSエンジニア)として、ソフトウェア開発から顧客対応まで幅広く活躍しています。

学生時代には画像認識AIやロボティクスを中心に研究していたことから、就職活動では都内も含めて複数のAI開発企業を検討していました。しかし希望条件とのギャップを感じてしまい、悩むシーンも1度や2度ではなかったといいます。

そうした中で知ったMusashi AIの存在。事業内容や会社の風土が本人にとってまさに理想的だったと話す大西に、学生や若手の目線から感じる会社の魅力についてインタビューしました。
大西剛史 CSエンジニア
中部大学大学院 工学研究科卒。ロボット理工学を専攻し、主にロボット工学や画像認識AIを中心に学んだ。所属した研究室では競技会に力を入れており、学部4年と修士1年では近未来のコンビニを創造する競技会「WRS Future Convenience Store Challenge」に挑戦した。

Musashi AIには「大手とベンチャー」両方の強みを兼ね備えた魅力がある

──新卒でMusashi AIに入社した大西さんですが、就職活動ではどんな基準を元にして企業を探していましたか?

一番の基準は、ロボットや画像認識AIの開発に携われることでした。その上で地元の愛知県で就職できれば理想的でした。ただ先進的な分野でもあるため、県内に閉じることなく都内の企業も含めて幅広く面接を受けていました。

学生の頃は特に「やりたいことができる会社に行きたい」と思っていたので、仕事内容だけでなく、どんなカルチャーを持つ組織なのかも大切な選択基準でした。



──スタートアップ企業であれば、挑戦の機会も多そうですよね。

1年目から責任ある仕事を任せてもらいたかったので、スタートアップ企業も何社か受けていました。しかし面接で会話を重ねるたびに、不確実な未来への挑戦とリスクが表裏一体であることと真剣に向き合う必要があることに気づかされたんです。

「社運を賭けたプロジェクトを推進している。うまくいけば一気に事業も拡大するが、失敗すれば倒産の可能性もある」と、本音で隠さず教えてくれた企業もありました。自分自身がスピード感をもって成長できる可能性はあるものの、安易に決断することはできません。



──そうした中で、Musashi AIのことはどこで知ったのでしょうか?

『AI・人工知能EXPO』に、武蔵精密工業(以下、ムサシ)がブース出展しているのを見て初めて知りました。ムサシは県内で有名な自動車部品の大手製造メーカーです。ロボットやAIとは無関係だと思っていた企業が、まさしくその領域でMusashi AIという合弁会社を立ち上げた。そのことにまず驚きました。

詳しく調べるうちに、ロボティクスと画像認識AIの技術を活用した独自技術を開発し、事業としても順調に成長していることを知りました。しかもMusashi AIは、ムサシとイスラエルのSIXAI社の合弁会社であり、グローバルな環境で世界に向けた開発をできることが素晴らしいと思いました。

何よりもベンチャー企業なので、実力さえ示せれば早い段階から責任あるポジションを任せてもらえ、自分自身もチャレンジしやすい文化がある。しかも、本社所在地は私の地元である愛知県です。就職活動で求めていたすべての条件に当てはまる企業に入社することができたので、本当に幸運だったと思います。

CSエンジニアの仕事は「開発と顧客サポート」で信頼を構築すること

──では改めて、現在の大西さんの仕事内容について教えてください。

CSエンジニアとして、ソフトウェア開発と顧客サポートを担当しています。Musashi AIでは設備の仕様によって下記の動画にあるような製品をお客様ごとにフルカスタマイズして納品するため、導入時やメンテナンスの際に専門家の立ち合いが不可欠なんです。



それぞれのお客様に対して要望を伺い、開発を進め、納品後もお問合せや相談があればすぐに駆けつける。大変な側面もありますが、個社ごとに寄り添う姿勢が評価され大きな成果につながることもあります。

例えば、Musashi AIのAI外観検査装置はトヨタ自動車の生産現場に続々と実装されています。
トヨタ自動車向けにAI外観検査装置を追加導入 検査の効率化で電動化需要に対応
本社工場での導入に始まり、徐々に実績が積み上がっている背景には、お客様からの信用や満足度も関係しているはずです。



──CSエンジニアは、技術力だけでなくコミュニケーション力も求められる仕事ですね。

ソフトウェアのアップデート後の工事などでは営業の同席がなく、CSエンジニアの私一人でお客様の元へ赴くことがほとんどです。私の対応=Musashi AIの印象になるため、気を抜くことはできません。

とはいえ、入社したての頃は難しいエンジニア用語をお客様に対して無意識に使ってしまい、「それってどういう意味ですか?」と相手を困らせてしまうことも多々ありました。

相手に伝わる言葉で話せなければ、お客様との信頼関係は築けません。専門用語を一般的な表現に置き換えるスキルもCSエンジニアには求められます。

学生時代に描いた「やりたいことができる」環境

──入社3年目を迎えてみて、学生時代に描いていたような仕事はできていますか?

驚くほど希望通りの仕事ができています。入社2年目で責任あるポジションを任せてもらえたこともあり、就職活動の際に掲げていた「やりたいことができる会社で働く」という面も実現できました。

Musashi AIの場合、まずは営業メンバーがお客様との商談を重ねて仕様書を準備します。その後、開発のプロセスはエンジニアに任されており、お客様のニーズに合った自由度の高いアプローチが可能になっています。

私にとっての「やりたいことができる会社」とは、裁量が大きく責任ある仕事を任せてもらえる会社のこと。Musashi AIはベンチャー企業の自由さと、トヨタ自動車を始めとした大手企業への社会実装実績があるため、私が学生時代に描いていた挑戦が存分にできる環境だと感じています。



──やりがいを感じる一方で、ベンチャー企業ゆえの大変さもあるのではと想像しますが、実際はどうなのでしょうか?

MAIの社員は16名(2022年10月末時点)とまだ少人数です。そのためCSエンジニアの担当領域も広く、一人で複数のお客様を担当することもあります。案件数が増えれば新しい製品を3台、4台と同時に立ち上げる場面も出てくる。そうした時に備え、例えばどの設備にも共通するプログラムを微調整すれば済むように工夫するなど対策も必要になります。

それでも不思議と、大変だとは感じないんですよね。自分の作ったプログラムが多くの場所で物理的に動き、世の中の課題に対して貢献している。そんな光景に出会えることが、この仕事をする上での一番のモチベーションなのだと思います。

技術の掛け算で「新たな価値を創出する」

──何度もフレーズとして「やりたいことができる」という表現が大西さんの口から語られています。それは「好きな開発ができる」と同義でしょうか?

正確にはちょっと違います。Musashi AIは北米に設立したMusashi AI North Americaと共に独自のアルゴリズム開発も行っていますが、一方で開発スピードを出すために根幹技術そのものは既存のものも使用しています。

既存のイチを組み合わせて10や100を作ることで、世の中へ一気に広がっていく体験ができます。具体的に説明すると、Musashi AIの製品で使われている最大のノウハウはAI処理前後の画像加工技術にあります。親会社であるムサシの設備設計製作技術とAI画像認識技術の掛け算があって初めて実現できたといえます。

こうした既存技術の組み合わせ、掛け算によって新しいものを生み出せることに共感できる方にとって、Musashi AIは最高の仕事環境になるはずです。



──最後に、Musashi AIに興味がある方へ向けてメッセージをお願いします。

私もそうですが、Musashi AIのメンバーは全員「新しい技術」への関心が高く、アンテナの感度も非常に高いと感じています。世の中ではどんな技術が生まれ、それをどう組み合わせればお客様や社会の課題を解決する新たなソリューションが作れるか。そんなことを日々、考え続けています。

つまり、同じように新しい技術に関心があり、それによって世の中に貢献したいと思える人であればすぐにこの環境に馴染めると思います。Musashi AIはベンチャー企業のスピード感も持ち合わせているので、エンジニアとして成長したい人にもぴったりです。

ロボティクスや画像認識AIなど研究テーマが同じで、自発的に、高い成長意欲をもって挑戦したいと考えている方はぜひ一緒に働きましょう。お待ちしております!

▼Musashi AIでは、現在一緒に働くメンバーを募集しています。詳細は下記サイトをご覧ください。
Musashi AI株式会社 機械学習エンジニア
Musashi AI株式会社 ロボットエンジニア
Musashi AI株式会社 営業/事業企画
Musashi AI株式会社 DXエンジニア

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