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レースレポート

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全日本ロードレース選手権 第5戦 in もてぎ

開催日
2013年8月3日(土)〜4日(日)
開催サーキット
ツインリンクもてぎ
天候(決勝)
晴れ-路面状況:ドライ
出場クラス
J-GP2
ライダー
浦本修充
予選結果
4位
決勝結果
5位

レース結果

 鈴鹿8耐も無事に終了。全日本もいよいよ後半戦へ入っていく。 第5戦ツインリンクもてぎ大会は、2&4スタイルで鈴鹿8耐の翌週となる8月3日・4日に開催された。 開催クラスはJ-GP2クラスとJ-GP3クラス。このレースにMuSASHi RTハルク・プロからは、J-GP2クラスに参戦している浦本修充が出場した。

J-GP2

 鈴鹿8耐と同じタイミングで事前テストがツインリンクもてぎで行われていたが、 チームは総出で鈴鹿8耐を戦っており、J-GP2クラスのライダーである浦本修充もチームスタッフとして参加していた。 見事にチームは優勝を果たし、浦本もいいイメージを持って第5戦のレースウイーク入りすることができた。
 今回のレースは2&4スタイルだが、二輪と四輪では排気音量の規制値が異なり、二輪に対して数値的に厳しい。車体サイズが小さい上に排気音量も小さいのでは観客に対してのアピール度が低くなると、レーシングチームの団体であるARTが施設に提案。これが受け入れられ、今回のレースはMotoGPのMoto2クラス並みの音量規制で行われることになっていた。 このために各チームとも今回のレースのために新たにサイレンサーを製作。いつもよりも大きなエキゾーストサウンドを、金曜日のART合同テストからサーキットに響かせた。
 しかし排気音が大きくなるということは、マフラーの排気抵抗が変わり、エンジン特性も自ずと変わってくる。 浦本も乗り方を変え、アクセルを開けるタイミングを変えるトライをし、何とか決勝に合わせてマシンの仕上げをしていく。 そうした中で行われた予選で浦本は1分55秒197のタイムをマークし、4番グリッドを獲得した。
 決勝日朝のフリー走行を4番手で終え、決勝ではさらなるポジションアップが期待された。 レースがスタート。うまい飛び出しを見せた浦本は2番手で1コーナーに飛び込んでいく。何とかそのポジションを維持したいところだったが、ストレートスピードに関してトップグループの中ではやや劣勢で、次々と抜かれ、1周目を終えてメインストレートに戻ってきたときには5位まで順位を落としていた。前の4台に何とか食らいつく浦本だったが、 7周目あたりからジワジワと離されてしまい、そのまま5位でチェッカーとなった。

チームメンバーのコメント

本田重樹監督

 今回はレギュレーションがいつもと違いそれに合わせたサイレンサーを作ってきたのですが、そのことによるエンジン特性の変化に浦本は戸惑いがあり、なかなか走りのリズムを取るのに苦労してしまいました。残念なレース結果ではありますが、今回のデータをしっかりと見直し、分析して後半戦に生かしたいと思います。幸いなことに来週SUGOでテストがありますので、そこでもう一度すべてを見直し、必ず後半戦では優勝争いに加われるよう巻き返しを図りたいと思います。引き続き応援、宜しくお願いいたします。

堀尾勇治チーフメカニック

 鈴鹿8耐の喜びも一気に消えてしまう惨敗でした。このレースのために準備してきたものが、結果的にトップ争いのできる戦闘力を持っていなかった、ということは真摯に受け止めたいと思います。会社に戻り、準備の仕方、レースへのアプローチといった基本的な部分をすべて見直し、再構築したいと思います。

浦本修充選手 J-GP2

 決勝のスタートはうまくいって、そのままトップ争いに加わっていきたかったのですが、加速、ストレートスピードの部分で厳しい部分があり、少しずつ離されてしまいました。それでも何とか序盤はコーナーの部分で頑張っていたのですが、それがレース中盤、終盤になるにつれてマシンへの負担になり、タイムを安定させられなくなってしまいました。今回の差がトップを走るライダーと自分との実力の差だとは思いませんが、厳しい状況の中でもライダーとしてもう少し何とかできなかったか、そこは反省なければいけないと感じています。まだまだ置かれた環境の中でライダーとしてやるべきことはたくさんあると思うので、SUGOのテストではそのあたりをしっかりと考え、トライしたいと思います。

本田監督と浦本選手

全日本第5戦もてぎ

決勝レースは5位でチェッカー