MUSASHI RT HARC-PRO

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レースレポート

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全日本ロードレース選手権 第1戦 in 鈴鹿

開催日
2011年5月14日(土)〜15日(日)
開催サーキット
鈴鹿サーキット
天候
決勝 晴れ-路面状況:ドライ
出場クラス
JSB1000
ライダー
高橋巧
予選結果
3位
決勝結果
4位

レース結果

 東日本大地震の影響で、大幅にスケジュールが変更になった2011年全日本ロードレース選手権シリーズ。その開幕戦が、5月13日・14日に三重県鈴鹿サーキットでの鈴鹿2&4として開催された。 この開幕戦に、MuSASHi RT ハルク・プロからはJSB1000クラスのレギュラーライダーである高橋巧がエントリー。 開幕ダッシュを狙ってサーキット入りした。
 レースの大幅なスケジュール変更などにより、各チームともに十分なテストが行えていない状況から、通常は金曜日のART合同テストでスタートするのだが、今回は木曜日にも特別走行時間が設けられ、テスト不足を補う対策が図られた。木曜日はあいにくのウエットコンディションとなってしまったが、金曜日以降は穏やかな安定した天候となり、良いコンディションで開幕戦を行うことができた。
 このシーズンオフにMuSASHi RT ハルク・プロはマシンをさらに熟成し、ポテンシャルアップを図ってきた。それは予選の高橋の走りで、見事証明されることとなった。8秒前半がこれまでの高橋の自己ベストだったのだが、Q3のセッションで何度も7秒台に入れ、ベストは6秒が見える2分7秒213をマークし、自己ベストを一気に1秒近く縮めて見せたのだ。この結果、スターティンググリッドはフロントロー3番手。好位置から決勝をスタートすることとなった。
 決勝の日曜も朝から綺麗に晴れ上がり、気温も上がっていく。前日の予選は10時半からだったが、日曜の決勝は12時ちょうどスタート。気温が前日から5度ほど上がった中でレースは開始された。 スタートダッシュを狙った高橋だったが1コーナーには4番手で入り、トップグループに付いていく。しかしここからペースが思うように上げられず、1周目を5番手でメインスタンド前に戻ってきた。トップグループと遜色ない2分8秒台前半でラップする高橋だが、なかなか前との差は詰まらない。結局、1台パスして4位まであがったところでチェッカーとなった。

チームメンバーのコメント

本田重樹監督

 スケジュールが大幅に変更になり、時間自体はあったのですが、テストする機会が十分になく、その状況でさらにこのレースウイーク中の木曜日に雨となってしまったのはチームにとって大きな痛手でした。そうした厳しい状況の中でも高橋が頑張り、チームスタッフもそれをしっかり支えられるマシン作りを行い、従来のベストタイムを1秒近く縮めることができたのは大きな成果だと感じています。決勝へ向けてさらにセットアップを進めたのですが、レースで周囲の速いペースの中で惑わされてしまい、自分の走りのリズムを崩してしまい、それが結果に大きく影響してしまったのは残念です。とは言え、トップグループに加わって最後まで争うことができたのは実績ですし、今後さらにバイクを煮詰め、ライダーのスキルも上げて選手権を戦っていきます。今回もたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。

高橋巧選手

 予選で手に入れた速さを決勝でも見せようと序盤から積極的に攻めていったのですが、気温が上がったその変化にマシンがうまく対応させられず、タイムも順位も思うように上げられないままレースを終えてしまいました。コンディションの変化は全員同じなので、それに対応できるマシンに自分が仕上げられなかった、というのが最大の反省点です。とは言え、予選ではポールポジションのタイムと遜色ないレベルにまで到達できましたし、常にこの状況を維持しつつ、今回足りなかった決勝での高いアベレージを発揮できるマシン作りにトライしていきたいと考えています。予選の走りを決勝でもしたらどんなレースができるか、自分でもとても楽しみにしていたのでこの結果に自分自身、とてもガッカリしています。応援していただいた皆さんの期待にも応えられず、申し訳ありませんでした。次回も予選からトップレベルで走り、決勝でもその勢いを維持できるよう頑張ります。次回も応援、宜しくお願いします!

2011開幕戦がスタート!

高橋巧選手