MUSASHI RT HARC-PRO

武蔵精密工業は「MUSASHI RT HARC-PRO」のメインスポンサー企業です。

レースレポート

ご覧になりたいレースレポートを右のメニューより選択してください。

全日本ロードレース選手権 第2戦 in 鈴鹿

開催日
2009年4月18日(土)〜19日(日)
開催サーキット
鈴鹿サーキット
天候
決勝 晴れ 気温:20度 路面状況:ドライ
出場クラス
JSB1000
ライダー
山口辰也
予選結果
4位
決勝結果
2位

レース結果

予選 JSB1000クラス

 第1戦から2週間後となる4月17日から第2戦のレースウィークがスタートした。 今回のレースは四輪のGT選手権と併催という2&4のため、二輪の開催クラスはJSB1000クラスのみ。 このためにMUSASHI RT ハルク・プロは山口辰也1台の参戦となった。 金曜日のART合同テストから山口は順調にセットアップを進め、この日のセッション1回目に2分8秒338で総合1番手となった。 2回目のセッションもさらにタイムを詰め、2分7秒621の2番手でこの日のスケジュールは終了となった。
 翌日の予選はノックアウト方式が採用され、上位のタイムを記録したライダーが次のセッションに進めるというスタイルで進められた。 金曜日から初夏を思わせるコンディションで、決勝日はさらに気温が上がることも予想されたため、 そうした状況にも対応できるセッティングにもトライ。順調にタイムを伸ばし最終セッションまで進出し、2分7秒260で予選4番手に付けた。

決勝 JSB1000クラス

 決勝日朝のウォームアップ走行で決勝用セッティングとタイヤを確認。 朝8時からという路面温度がまだ上がりきっていない状況の中、2分8秒131と総合2番手のタイムをマークすることに成功し、 確かな手ごたえを感じながら決勝を迎えることとなった。
 レースがスタート。予選から安定して速さを見せていたポールシッター秋吉耕佑選手が飛び出す。 山口はこの展開を予想していたので、うまくスタートで前に出て秋吉選手の後ろに付けたいところだったが、 2列目ということもあってうまく前に出ることができず、序盤は4位の位置で周回する。 山口のいる2位集団は2分7秒台真ん中で周回するため、マシンもうまく仕上がっている山口にとってこのペースで周回すること自体に問題はなかったが、完全に抜け切ることは難しい。 東コース、西コースともにコーナーでは前車の背後にピタリと付け、 直後のコーナー飛び込みで前に出ようとチャンレンジするが、なかなか抜け切ることはできない。 それでも5周目に中須賀克行選手を攻略し、3位に上がる。さらに前を走る酒井大作選手を攻略しようとする山口。 13周目のダンロップコーナー上りでインから前に出て2位へ。しかし14周目に周遅れを交わすタイミングで再び順位を3位に落としてしまう。
 そうして迎えた緊迫のラストラップ。またしても得意のダンロップコーナーでインに入る山口。 これを抑えようとさらにラインをインに取った酒井選手だったが、このためにややスピードを失い、通常のラインで速度を乗せた山口が前に。 結局、そのままゴールし、山口は2位でチェッカーとなった。

チームメンバーのコメント

本田重樹監督

 スポット参戦してきた秋吉選手の好調さは事前テストで分かっていたので、 レースウィークを通して、彼に負けないスピードを得ようとさまざまなトライを重ねました。 その結果、山口の自己ベストタイムを次々と更新し、2分7秒260というタイムもマーク。 さらに安定して7秒台でラップすることのできるマシンにも仕上がりましたので、決勝が楽しみでしたが、 すべては2列目という予選位置が決めてしまったのかもしれません。うまくスタートで飛び出して秋吉選手の後ろに付くことができれば、 今日の彼の2分7秒台前半アベレージと同じ走りはできたはずですが、その後ろの集団に引っかかってしまい、その間に逃げられてしまいました。 絶好のチャンスだっただけに残念ですが、非常にレベルの高いレースの中で2位という結果を残すことができて、内容的には満足しています。 さらにテストを重ね、第3戦オートポリスではチーム初のJSB1000クラス優勝を手にしたいと思います。 今回もたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。 次のレースも頑張りますので引き続き応援いただけますようよろしくお願いします。

山口辰也選手

 マシンは完璧な状態で、すべては僕の走りにかかっていました。 このレースウィークに初めて2分7秒台という今まで未知の世界だった領域に入ることができ、さらにはそこで安定してラップを刻めるようになりました。 ただし、そういう状態にすることはできたのですが、そこでさらに前を走るマシンを抜ききる走りをするというのは、なかなか難しいものがあります。 それだけにスタートで飛び出し、ポールシッター秋吉選手の背後に付けなければならなかったのですが、4番手になってしまい、 すべての計算はそこで終わってしまいました。手ごたえを感じていただけに、本当に残念です。 今回もたくさんの応援をいただき、ぜひ期待に応えたかったのですが残念です。 次回こそは優勝を果たしたいと思います。応援、本当にありがとうございました。

決勝当日は初夏を思わせる陽気

山口辰也選手