技術部門
Musashi AI(株)
R.M. 2021年入社/情報・知能工学専攻 修了
私はMusashi AI株式会社で、「自動外観検査装置」のソフトウェア開発を担当しています。
ものづくりの現場では、不良品の流出を防ぐため、さまざまな検査が行われています。
これまでは検査員が一つひとつの製品を手に取り、目視で確認していましたが、その工程を自動化するのが自動外観検査装置です。AIの画像認識技術により、製品表面のキズや汚れを高精度に検出するシステムです。
Musashi AIは、AIやIT技術を積極的に活用し、生産現場の自動化を推進してきました。この装置もその成果のひとつで、すでにムサシの自社工場で20台以上が稼働しています。その実績から得たデータとノウハウをもとに、自動車メーカーをはじめとする社外のお客さま向けに改良を重ねていくことが、私たちのミッションです。製品形状や検査項目、品質基準はお客さまごとに異なります。私たちはそれぞれの要件に合わせて装置やシステムを最適化し、現場で求められる高精度な自動検査を実現しています。
ムサシのAI画像認識技術は、すでに人間の能力を越えています。人間による目視検査の場合、検査員による評価のバラつきや、単純作業での集中力低下からどうしても見落としが発生してしまいます。これに対し、ムサシの自動外観検査装置は、不良検出率100%を達成しています。しかし、現在の装置には「過検出」という課題が残っています。合格基準を満たした本来良品であるはずの製品が、不良品としてまれに検出されてしまうのです。そこで私たちは、AIモデルやプログラムロジックの改善により、こうした不要な検出を大幅に減らすことに成功しています。さらに現在は、サイクルタイムの最適化にも取り組んでいます。ワーク1点あたりの検査時間を短縮することで、生産効率の向上やお客さまの運用コスト削減につながります。精度を損なうことなく検査を高速化することは、私たちの重要な使命であり、今後もスピードと精度の両立に向けて改善を続けていきます。
私がムサシグループへの入社を決めた理由のひとつは、イノベーションを強く推進する姿勢に惹かれたからです。とくにMusashi AI株式会社では、自動外観検査装置に加えて「自動搬送機」など、最新のAI技術を活用した幅広い取り組みが進められています。グループ全体でも、挑戦し続ける先進的な企業風土が根付いており、その点に大きな魅力を感じました。
さらに、入社後に特に印象的だったのが、社員の多様性と相互のリスペクトが職場に根付いていること。私以外にも海外出身の社員が数多く在籍しており、文化や価値観の違いが自然に受け入れられています。たとえば、社員食堂ではハラルフードの提供があるなど、国籍に関わらず誰もが快適に働けるよう細やかな配慮が行き届いています。そんなグローバルな環境のなかで、カナダやベトナム、インドネシアなど、さまざまな国の仲間と協働。日本国内にとどまらず海外企業との連携機会も豊富です。そんな刺激に満ちた環境で仲間と切磋琢磨しながら、成長を日々実感しています。
「人間の成長は、自分のコンフォートゾーン※を一歩踏み出した先にある」。これは私の持論のひとつ。母国を離れて日本へ留学し、さらに日本企業で働く道を選んだことは私にとって大きな挑戦でした。入社当初はコミュニケーションや働き方など、新しい環境に対する不安も少なからずありました。しかし幸いなことにムサシでは、多くの外国籍社員が活躍しており、多様性を尊重する文化が根付いています。そしてみなさんとても親切です。そのおかげで早い段階から職場に馴染むことができ、AIの研究に存分に打ち込めています。これからもコンフォートゾーンを越えて新しい領域に挑み続け、自分の可能性を広げていきたいと考えています。 ※ストレスや不安を感じることなく、安心できる居心地の良い心理的領域。
1日のスケジュールOneday Schedule
- 08:20フレックスを使用し出社
- 08:45朝会
- 09:00AIモデルの学習プロジェクトに取り組む
- 11:30昼食
- 12:30AIモデルの学習プロジェクトに取り組む
- 14:00AIプロジェクトミーティング
- 15:00AIプロジェクトの報告書作成
- 16:00グループディスカッション/R&D
- 17:40退社
各地を巡って、
日本文化を堪能!
旅行が好きです。せっかく日本で暮らしているので、休日には友人といっしょに各地を巡って日本文化を堪能しています。また、絵を描くことも趣味のひとつ。いろんな絵を描いてリフレッシュしています。