04-Interview 01 正解はすぐには見つからない。だからおもしろい。

技術部門

L&S設計開発Gr.

N.S. 2016年中途入社/物質工学専攻 修了

ステアリングやサスペンションなど、自動車の車体とタイヤをつなぐ部品の設計を担当しています。ステアリングはハンドル操作を正確にタイヤへ伝え、サスペンションは路面の凹凸による衝撃を吸収する役割を担います。どちらも安全性はもちろん、走り心地や快適性にも大きく影響する重要な部品です。設計する部品は、納品先メーカーや車種によって仕様が大きく異なります。さらに求められる性能や要件は毎回変化し、ときにはこれまでとはまったく違う形状を求められることも。そのため簡単には“正解”は見つからず、その都度車体やタイヤなどの構造に合わせて、最適解を探求していく必要があります。机上での検討に加え、CAE解析(コンピュータを使ったシミュレーション)を何度も行い、必要な性能を達成できるよう改良を重ねていきます。
設計の仕事は、クルマの性能向上に直結する重要な役割を担っています。試行錯誤を重ねながらクルマの未来を切り拓いていく、まさに「ものづくりの醍醐味」が凝縮された、やりがいある仕事だと思っています。

設計図ができあがると試作品が製作され、評価・検証が始まります。いくら完璧だと思った設計でも、厳しい試験を重ねるうちに多くの場合で改善点が見つかります。フィードバックをもとに改良を繰り返していくのですが、多いときには10回以上もの設計変更を行う場合も。めざしている品質や性能に届かず、プレッシャーを感じる場面もありますが、社内の関連部署と連携しながら解決策を探っていきます。
最終的に設計が確定し、無事に量産を開始できたときは、胸を撫で下ろすと同時に大きな達成感があります。

仕事をするうえで私が大切にしているのは、「具体的な数字で根拠を示す」「質問に正確に答える」「約束を絶対に守る」という3つ。どれも当たり前のことではあるのですが、以前の私にはそれができていませんでした。たとえば、抽象的な言い方をしてしまい、意図をうまく伝えられなかったことがあります。また「このように変更した場合、性能はどうなりますか?」と尋ねられても、明確な回答を示さず、「それはできません」と自分の主張だけを伝えてしまっていたこともありました。当時の私は「設計は技術力がすべて」という思い込みがあったのか、意思疎通への意識が不足していたのだと思います。技術職であっても、関係者との信頼関係と円滑なコミュニケーションなくして仕事は前に進みません。そのことに気づいて以来、この3つを常に意識しながら業務に取り組んでいます。これからも、納品先の技術担当者や社内の各部署と協力し、より良いものづくりを追求していきたいと考えています。

  • あなたが壊した「枠」は?

ムサシではDXの推進をはじめ、日々業務改善に取り組んでいます。しかし一方で、設計開発の現場には体系化がまだ十分に進んでいない領域もあります。これは、当社が遅れているからというわけではありません。設計開発は案件ごとに条件や要求が異なるため、標準化が容易ではないのです。属人化しやすい業務ではありますが、それでも効率化の余地はまだあると感じています。そこで、これまでの経験を「見える化」し、自分が得た知見を積極的に共有するよう心がけています。それによって誰かが同じ課題で遠回りせずに済むなら、それだけで大きな成果です。こうした取り組みを通じて従来の仕事のやり方という枠を壊し、より効率的で進化し続ける設計開発をめざしています。

1日のスケジュールOneday Schedule

  • 07:30フレックス出社
  • 08:00設計関連資料作成
  • 10:00グループミーティング
  • 11:00評価Gr.と試験内容打合せ
  • 12:00知財管理Gr.とボールジョイントに関する特許情報確認
  • 13:00昼食
  • 14:00設計関連資料作成
  • 15:00上長への設計資料説明、承認依頼
  • 16:00部内教育受講
  • 18:00退社
私の Off Time

海釣りしながら
日の出を眺めるのが最高!

私の趣味は釣り。深夜から早起きして海に向かい、早朝日が登るくらいまでのんびり海釣りを楽しんでいます。海に竿を垂らしながら、きれいな日の出を眺めていると心が洗われます。