有価証券報告書を株主総会前に発行

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~資本市場の要請に先駆けて開示時期の早期化を実現~

武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下ムサシ)は、2024年6月21日に第97期有価証券報告書を発行いたしましたことをお知らせいたします。当社は、2024年6月27日に第97回定時株主総会を開催する予定です。有価証券報告書の発行から株主総会までの間隔は6日間であり、当社調べでは輸送用機器セクターの国内上場企業として最速の発行となります。株主総会に先立って最新の有価証券報告書を提供することで、議決権を行使される株主の皆さまに対して最も新しい情報を迅速に提供することを目指したものです。

武蔵精密工業株式会社 第97期有価証券報告書
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/72200/1d62adee/3a3d/4f6a/9e2f/ea9d23782a37/S100TPEP.pdf

各種報道や市場調査によると、株主総会前に有価証券報告書を発行している3月期決算企業は全体の約1%程度とごく少数にとどまっています。

一方、国内の上場企業に対しては、金融庁や市場関係者より、議決権行使に当たって有価証券報告書を株主総会前に発行することの必要性が指摘されています。2024年4月には、岸田首相が首相官邸での市場関係者との意見交換の中で「より多くの企業において有価証券報告書の開示が株主総会前のタイミングになるよう、その環境整備について、金融庁を中心に関係省庁と連携して検討を進めさせる」との方針を示しました(*1)。

(*1)首相官邸ホームページ「コーポレートガバナンス改革の推進に向けた意見交換」
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202404/03ikenkoukan2.html

これを受け、同年6月には金融庁に設置された有識者会議が報告書を取りまとめ、有価証券報告書の開示が株主総会前のタイミングになるよう環境整備について検討すべきとの見解を表明しました(*2)。

(*2) 金融庁ホームページ「コーポレートガバナンス改革の実践に向けたアクション・プログラム 2024」
https://www.fsa.go.jp/singi/follow-up/statements_7.pdf

当社は、資本市場の論理を踏まえたIR活動の高度化を目指し、株主を含むステークホルダーの皆様への情報開示の強化・充実に取り組んでいます。その具体策として、投資家の皆様からの要請に対する積極的な対応を進めており、この一環として今回、有価証券報告書の早期発行を実現いたしました。今後も、議決権行使等にとってより適切なタイミングでの有価証券報告書の株主総会前発行を含め、資本市場に対する情報発信の強化・充実に一層努めてまいります。

【ムサシについて】
武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発/製造/販売を行っています。コア事業における電動、自動運転といった次世代モビリティ向け商品展開を進める一方、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、カーボンニュートラルへの貢献を目指したエネルギーソリューション事業、更にSDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力しています。
Musashi Web Site: https://www.musashi.co.jp/