トヨタエナジーソリューションズの燃料電池発電機にLICが採用  ~出力性能向上でカーボンニュートラル時代の水素燃料電池の拡大に対応~

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武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下ムサシ)のグループ会社である武蔵エナジーソリューションズ株式会社(本社:山梨県北杜市、代表取締役社長:髙橋航史、以下武蔵エナジーソリューションズ)のリチウムイオンキャパシタ(LIC)が、トヨタエナジーソリューションズの定置式燃料電池発電機(FC発電機)に採用されましたのでお知らせします。
トヨタエナジーソリューションズの燃料電池発電機は、トヨタの燃料電池車「MIRAI」に搭載されているFCスタックを使用しています。サステナブルな電源システムとして、工場内の製造プロセスにおいて発生する副生水素や、公共施設でのグリーン水素の活用などの採用事例が広がっており、今後グローバルでの普及拡大が見込まれる水素エネルギーやマイクログリッドといった分野での活用も期待されています。

燃料電池発電機においては、特に自立運転時に出力変動への瞬間的な対応が必要となります。高入出力特性を持つ武蔵エナジーソリューションズのLICを搭載することで自立運転時、瞬時に50㎾の出力が可能となり、FC発電機の性能向上を実現しました。

【トヨタエナジーソリューションズ コメント】
LICの搭載により、燃料電池発電機を保安電源として最大負荷50kVAまでの自立運転が可能となりました。また、LICは従来品のバッテリーに比べて使用温度範囲が広いため、使用できるシチュエーションも広くなりました。

武蔵エナジーソリューションズはLICをコアテクノロジーとして、お客様とともにカーボンニュートラル時代の社会課題へのソリューションを提供しサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。


【株式会社トヨタエナジーソリューションズについて】
CO2排出ゼロ社会の実現を目指し、蓄電システム、自動車用燃料電池を活用した定置式燃料電池発電機、マイクロガスタービン(MGT)を進化させたアンモニア燃焼発電機等に代表される装置を開発し、電力小売りやエネルギーマネジメントシステム(EMS)といったエネルギーサービスの提供にも取り組んでいます。
トヨタエナジーソリューションズ Web Site: https://www.toyota-energy.co.jp/

【武蔵エナジーソリューションズについて】
武蔵エナジーソリューションズは、世界に先駆けてリチウムイオンキャパシタ(LIC)の量産を開始したパイオニアです。LICは高出力、長寿命、高い安全性などの特徴を有しており、二輪車、四輪車といったモビリティの電動化や再生可能エネルギー活用の促進が求められるカーボンニュートラル社会の実現に向けて、飛躍が期待されるサステナブルなエネルギーデバイスです。
武蔵エナジーソリューションズ Web Site: https://www.musashi-es.co.jp/

【ムサシについて】
武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発/製造/販売を行っています。二輪車向けトランスミッションは世界シェア約30%と業界トップクラスの占有率を誇ります(ムサシ調べ)。電動、自動運転といった次世代自動車向けパワートレイン、サスペンション、ステアリング等の商品展開を進める一方、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、SDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力しています。
Musashi Web Site: http://www.musashi.co.jp/