トヨタ自動車向けAI外観検査装置の対象を拡大 トランスアクスル向けのアルミケースの生産ラインにも導入

  1. TOP
  2. ニュース
  3. トヨタ自動車向けAI外観検査装置の対象を拡大 トランスアクスル向けのアルミケースの生産ラインにも導入
武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下ムサシ)のグループ会社であるMusashi AI株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表:村田宗太、以下Musashi AI)は、トヨタ自動車の生産現場に導入しているAI外観検査装置について、検査対象となる部品をさらに拡大したことをお知らせいたします。
Musashi AIのAI外観検査装置はトヨタ自動車の本社工場を含む生産現場に実装されており、従来はトランスミッションギヤを検査対象の部品としてきました。Musashi AIではトランスミッションギヤ以外の大型部品や複雑な形状の部品にAI外観検査の対象を拡大するため、独自のアルゴリズムの研究に取り組み、アルミケースの製造過程で発生する特有の欠陥を検出するソフトウェア開発に成功しました。

この新たなソフトウェアを搭載したAI外観検査装置はトランスアクスル向けのアルミケースの生産ラインに導入されています。Musashi Aiの外観検査装置は汎用性の高さが特長で、今回の事例においても既存ラインの設備を活かしての導入となりました。ものづくりを熟知したAIの現場実装力を強みとするMusashi AIでは今後、電動車向け部品をはじめAI外観検査の対象を拡大すべく、精度の向上に努めてまいります。

▼本件に関するプレスリリース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000040312.html



【ムサシについて】
武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発/製造/販売を行っています。コア事業における電動、自動運転といった次世代モビリティー向け商品展開を進める一方、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、カーボンニュートラルへの貢献を目指したエネルギーソリューション事業、更にSDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力しております。
Musashi Web Site: http://www.musashi.co.jp/

【Musashi AIについて】
武蔵精密工業は、AIの技術開発や製造現場への実装、グローバル展開を加速するため、イスラエルの技術パイオニアでPoliakine Innovationの設立者であるRan Poliakine氏が代表を務めるSixAI Ltd.と合弁で、Musashi AI株式会社を2019年7月に設立いたしました。イノベーションに向けて同じ想いを共有するリーダーたちと協働し、Industry 4.0に関する新たなエコシステムを構築してまいります。
Musashi AI Web Site: https://musashi-ai.com