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レースレポート

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全日本ロードレース選手権 第6戦 in オートポリス

開催日
2014年9月13日(土)〜14日(日)
開催サーキット
オートポリスサーキット
天候(決勝)
 
出場クラス
JSB1000
ライダー
高橋巧
予選結果
高橋巧:3位
決勝結果
高橋巧:10位

レース結果

前回の第4戦に続き、四輪スーパーフォーミュラと併催で行われた全日本第5戦オートポリス2&4。
今回のレースにMuSASHi RTハルク・プロから、高橋 巧のレギュラーライダーで参戦した。

JSB1000

ここオートポリスでの全日本は今年、第2戦が既に開催されている。そのために今回は事前テストが行われず、JSB1000クラスの全日本は6月29日以来、鈴鹿8耐参戦チームは7月29日以来のレースとなる。第2戦で高橋は優勝し、その勢いで第3戦も勝利を上げ、鈴鹿8耐でも2連覇と好調を維持して得意とするポートポリス入りしてきた。
金曜日の合同テスト1回目は1分49秒274でトップとなり、2回目は1分49秒146で2番手。いい流れで土曜日の予選に臨むこととなった。
第4戦ツインリンクもてぎでの2&4では、四輪によるタイヤのラバーが路面に付着し、全日本を戦う車両に大きな影響を及ぼしたのだが、今回は深刻なほどの影響を与えることはなく、スケジュールを消化することができた。
ノックアウト方式の予選1回目は40分間行われ、高橋は1分49秒493の3番手で次のトップ10チャレンジに進出。次のセッションでは1分48秒713で3番手。この結果、決勝はフロントロー3番手でスタートすることとなった。
 決勝日朝のウォームアップ走行では1分49秒315でトップタイムをマーク。マシンの仕上がりもセッションが進むに連れ良くなっており、決勝への期待が高まった。
いよいよ決勝がスタート。ところが2周目のメインストレートで後続車両の多重転倒が発生。さらに転倒したマシンがコース上で炎上してしまったことから赤旗が提示され、レースは仕切り直しされた。
当初は18周でのレースが予定されていたが、赤旗の影響で14周に短縮され、改めてスタートが切られることになった。
高橋はまずまずのスタートを切り、1周目を3番手でコーナーへ飛び込む。5月のレースでは1分49秒から48秒台でのレースをした高橋だったが、今回のトップグループのペースは1分49秒後半から50秒台。スローペースでのトップ争いとなったことから、様子を見る作戦を取っていた高橋だったが、10周目の第1ヘアピン先右コーナーで転倒。すぐにマシンを起こして再スタートを切ったが、11位まで順位を落としてしまい、一つポジションを上げたところでチェッカーとなった。

チームメンバーのコメント

本田重樹監督

「スローペースなトップ争いの中で、自分なりにレースを組み立て、抜け出るライダーが出たら自分も付いていこうと準備していましたが、思いの外早くマシンに余裕がなくなってしまい、高速コーナー入り口でスリップダウンしてしまいました。幸いなことにライダーもマシンもダメージが少なかったのですぐに再スタートし、10位、11ポイントを得ることができました。気持ちを切り替え、岡山国際でのレースを頑張ります。」

堀尾勇治チーフメカニック

「高橋 巧は転倒が少ないライダーで、それはマシンの不審な挙動をすぐに検知できる能力が高いからだと評価しています。そんな高橋が転倒してしまったのは、本来の彼の走りではなく、精神的なものなのか2&4ならではのマシン的なモノなのか、なにかいつもとは違う要因がレース中に絡んでしまったのだと思います。こうしたことが起きないよう、万全の体制で残り2レース、全3レースを戦いたいと思います。」

高橋巧選手 JSB1000

「レースペース自体はそんなに速いものではありませんでしたし、かといってあの集団を抜け出すのは難しそうなので、飛び出すライダーが出たときに付いて行けるよう、そこだけを注意して走っていました。転倒したときは特別攻めていたわけではないですし、レースウイーク中、そんな挙動は一度も出ていなかったので、何が起きたのはまったく分かりませんでした。路面温度は決勝になって高くなりましたし、四輪のレースもあったので、そうしたコンディションの変化に対応仕切れなかった、ということだと思います。仕切り直しをし、新たな気持ちで残り3レース頑張ります。」

 

 

 

転倒後、すぐにマシンを起こして再スタート。完走し、10位フィニッシュを果たした高橋選手

 

スタート直後の1コーナー

 

トップ争いに加わる#634高橋選手